布小物作りをはじめたのはいいが
リネンは独特のこしがあるので取り扱いにコツがいる
しかも瑠璃紺とよばれる深い色である
明るい色のチャコがなかったので
やわらかいえんぴつを尖らせて慎重に線を走らせていくのだが
たらたらとすべる布に悪戦苦闘する
ダイニングの広いテーブルの上では
定規とえんぴつと裁ちばさみの演舞場
布にはさみをいれる時の呼吸のリズム
じゃきじゃきと響く布ずれの音
何枚ものハギレができあがっていく
パーツごとに重ねてたたむ
後に残る埃も丁寧にふきとり
きりのいいところでおしまい
*
昨年は介護の変化に怒涛の一年だったけれど
今年は少し余裕を持てるかんじなので
思い切って布を触ってみたのだった
完成できるかわからないけれど
すこしずつ勘をとりもどせたらいいな
ただミシンのある部屋はとても寒くて
この極寒の時期に作り始めたのは無謀かもしれない
中腰で布を裁っただけでも腰が痛くなったことだし
まったくもって
しかし本を読むことだけは続けていきたい
ついでにこのブログもいつまで続くか
訳あって引きこもり状態の生活であるので
長い目でみてやってください
修繕

アイロンを何度も使っていると、アイロン台の布で覆われている表の面が、汚れたり、擦り切れたりする。穴が開き始めていてだましだまし使っていたが、指をひっかけたら、つつーとさけてしまったので、やっと重い腰をあげて、新しいカバーを作ることにした。
店に行って既製品をかってきてもいいのだが、どうやら高いようだし、布もあるし作る時間もある。
生地は可愛いなあと思って買ったけれど、ちょっと可愛すぎたかなという熊柄のツイル生地を使う。前回はバラが大人っぽい感じで柄は気に入ったのだけれど、ブロードの生地でちょっと薄かったとことをふまえて、作成に入る。
作り方はいたって簡単で、まず、アイロン台の形に沿ってぐるりと新しい布に形をつける。

そしてまた台の厚さを考えて7センチほど縫い代を元の形にそってつけて裁断する。ここまでできればあとはカーブのところを折り畳みながら縫い止めていく。三十分もあれば出来上がる。
市販品のカバーもいいけれど、その時にあった布を使って補正していくので、布が何枚も重なるといろいろな思いがつまったアイロン台になるのだ。
以前YUWAの生地を専門に扱っていたお店の方は、その時に残っているYUWAの生地を使って補正していってアイロン台ひとつでもとても大切にしていた。YUWAの生地はもったいなくて僕は使えないが。
今はお店をたたんでしまって寂しい。
それでも、そしてまた、その方の思いを受け継いで僕は思い出を作っていく。
そろそろクリスマス
両親がそれぞれの用事でいないので、ひとりきりの時間を満喫しようと思い、バッグを作り始める。
そろそろクリスマスの準備にはいらないと間に合わないかもしれない。と思いつつ「
雫バッグ」を作ってしまう。このバッグは、持ち手になる布が表地と内地ぴったりにならなきゃならないところが、一番注意するところだ。あとははぎ合わせるだけで、かわいい雫型のバッグができる。あとはポケットをつけたり、ハンドルをつけたり、アップリケをつけたり、好きなように仕上げていく。
作品が一つ出来ると、持ち上げてくるくる仕上がりをチェックする癖がある。自己満足の世界だ。
それにしても、世の中は不景気だと実感している。以前OPENさせていた時は、こんなリアクションが感じない時はなかった。それとも僕の作風が変わったのか。
作って写真を撮って、データをトリミングしてカタログUPしたらとても疲れた。一日でやるもんじゃないかもしれない。
ふんどし作り
もくもくとふんどしを作っていた。ラベンダー色と紺の二色で四枚。六枚とれるかと工夫してみたが、紐の分が取れなくなってしまうのであきらめる。全てが直線だが、紐をつけるときにしつけをつけたので、時間がかかった。この工程を抜くとミシンをかけるときに微妙にずれてしまう場合があるので、気をつけなければならない。アイロンしつけと普通のしつけで綺麗に仕上がるように手をかける。自己満足ではあるが。
想定外に評判がよかったトーションレースもつけた。仕上げは水通しをして、ある程度乾いたらアイロンをかけて仕上げるだけだ。麻と綿の入った薄めの手触りがいい生地なので、つけるひとも気持ちがいいだろう。生地は水得さんからあずかったものだ。水得さんはどこで生地を見つけてくるのだろう。
スーパーに季節はずれの布が安くなってないか探しにいったが、もう毛糸ばかりが並んでいて、生地のきの字もなかった。そうか、もう編み物の時期なのだ。毛糸で作る作品もいいなあと思う。
応用してビーズ編みにも興味がある。
最近オーバーワークかもしれない。とにかくなにか作ってないと哀しいのだ。二階へふんどしを干しに行って、ちょびの声が聞こえないことにあらためて喪失を思い知る。
当分動物は飼わないだろう。残っている猫の砂やカルカンや、おむつを貰ってくれる人はいるだろうか。
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モデルケース
ハンドメイドのウェブショップを立ち上げた時に購入していた生地を使って、バッグを作る。もう四・五年前になるだろうか。同じ生地を見かけないので、もう手に入らないだろうというものだ。生地にも流行があって、今は綿麻やリネンが流行している。昔はダブルガーゼだったような気がする。ただ麻系統は流行り廃りがない。
赤いバラは貰っても嬉しいし、どこで咲いていても見ると鼻を寄せたくなる。そんな気持ちで一日かけてショルダーバッグを作った。形はこの前作ったものに、マチをつけた。まあるいシルエットになって可愛さが増したので、麻紐でリボンを縫いとめる。少しくたり感のあるバッグになった。
お披露目は、二十日過ぎの予定だ。ショップの更新をリアルタイムでお知りになりたい方は、メルマガの登録をお願いします。
http://wogu.net/ccc/contact.htmiPod nanoのケースを作ったらと、リクエストがきたが、需要はあるだろうか。たぶん女性用になってしまうだろう。コードを出すように工夫する必要がある。あと作りたいものもあるので、今月も忙しくなりそうだ。気が紛れるうちに悲しみも遠のいていくのだろう。
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