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面影

以前猫と生活を共にしていた時、彼らの部屋を二階の弟の部屋にした。外には一切出さない家猫として、部屋をひとつ使ったのだった。一時期は三匹いて、どれも僕が連れてきたのだが、夜になると夕飯時期に一階へ連れてきて、猫が家にいるということだけで居間の空気が和んだ。皆んなのアイドルだった。最初にジョジョが逝き、二年毎に一匹ずつ逝ってしまった。最後のチョビが逝った時はいささかまいった。
失って間もない頃は階段を上がっていくと、猫達の声が聞こえるような気がした。それは空耳なのだが、二階に行く度にチョビのコロコロとした鈴の声が聞こえた。一年経ち二年経ち、猫の声は聞こえないことが当たり前になって来た時、リフォームの話が持ち上がったのだった。
予定では今日が大工さんの手は終わる。このあと壁のクロス等仕上げがはいる。
もう、昔の面影はないだろう。爪を研いでいた柱も綺麗に修復されて、もう誰も鳴くこともない。
三匹の生き様は僕のこころの中にある。どこにも面影がなくても皆んなずっと一緒だよ。

いつまでも

朝一番でちょびの抗がん剤の注射を打ってもらうため、動物病院に行く。担当の獣医さんが今日はお休みらしく、院長が注射をしてくれた。体重が徐々に減っているので、ご飯の量を倍に増やした。九割がた食べているし、元気も普通にあるので救われる。ただ歳のせいだろう、後ろ足がだんだんおぼつかなくなってきている。貧血も関係あるのかもしれない。
病院が閉まる夜七時頃に、日に二回目の注射をしてもらいに再び連れて行く。あまり気持ち悪くはなさそうなので、ちょっと安心する。
最初に動物病院に行った時、白血病と言われて、心の覚悟をしなきゃいけないと思った。
家族には、僕のやりたいようにできるだけのことはしてあげてと言ってくれたので、入院はせず、僕の傍に置かせてもらっている。
錠剤を飲む時は嫌がって暴れるけれど、膝に抱くと甘えてくれる。僕の十六年間を見続けてきてくれた猫だ。楽しい時も悲しい時も、ちょびはいつも傍にいてくれた。だから今度は僕がちょびの傍にいるね。

傷が痛い

動物病院へ行ったり、両親がデパートから帰るのを待っていたりしたら、柿を吊るすのにビニール紐で結わえることは、夕方になった。一本の紐に二十個結わえる。太い竿につるすので、間隔をあまりあけないで置いていくのがコツだ。日が沈んでしまったので、干すのは明日である。晴れるといいな。

ちょびに牙をたてられた傷が痛い。バイ菌が入ってしまったようだ。思い切って切る。出血と共に膿のようなものが出た。きちんと消毒し絆創膏をまいた。今、傷を触っても痛くない。思い切ってよかった。

バテンレースドイリーが届いて、早速ポーチを作り始める。公開は十一月に入ってからなので、楽しみにしていてください。

★ちょびの闘病日記9
昨日から飲み始めた薬のせいか、食欲がやや落ちた感じがする。体力をつける目的で食事の量を三倍にしたので、そのせいもあるのかなと思う。
血液検査では赤血球の値が、今までで一番少なくなってしまった。免疫抑制剤では効果があまり期待できないという状況になってしまった。入院して抗がん剤を点滴で打っていくか、朝晩通って抗がん剤の注射をするか、今までどおり家でお薬の投薬をするか、三択をせまられる。あぶの時入院させて可愛そうなことをしたので、入院はさせないで、家から朝晩通って注射を打つことにした。
貧血の様子からは予断を許さない状況だという。
二十歳は生きますよと言われたが、ちょびはどうなんだろう。抗がん剤を打って気持ち悪くはないだろうか。いい子なので、頑張ってね、と言う他はない。
だめだだめだと思っても、やっぱり泣けてしまう。

パープルかグリーンか。

今秋流行っている色は紫と緑だと聞く。紫はパープルのアイシャドウを持っているので、少しでもモードをと思って、この頃はそれでメイクをしているが、緑はさてどうしようか。グリーンのアイシャドウは私の顔ではもう似合わないので使ったことはないが、グリーンを使った服を持っている。グリーンの服を着たらメイクはパープルは合わないだろう。夏使っていたゴールドのアイシャドウはやはり夏の期間限定だろうし、何を差し色にしたらいいか悩む。
眼鏡をしている時は、あまりメークはしなかったが、この頃はきちんとしている。ちょっとそこの銀行まででもメイクをして行くと、明らかに対応してくれる人の態度が違うのだ。メイクはもはや印籠のようなものだ。ド近眼なので、コンタクトを入れないと顔の造作がよくわからないからメイクイコールコンタクトだったが、顔をできるだけ鏡に近づけて、メイクのバランスを見る時は、眼鏡をして確認する。あとは今までの経験と勘だけだ。

★ちょびの闘病日記7
少し元気になってきたような気がするが、あまり期待をせず、病院へ。血液検査をしてもらい、赤血球の値は18と一週間前よりやや少なくなっている。体重も3.9キロで、100gほど減っている。4キロの100gは大きいのではないだろうか。とにかく体力をつけたいので、カロリーのあるご飯を食べさせているのに、たちまち心配になる。20ぐらいの値で安定すれば、それで生きていくこともあるそうだ。ここで減ってしまうと、抗がん剤を打ったほうがいいかもしれないと言われる。また一週間、抗抵抗薬の投薬と貧血のための液状の薬を飲ませることとなった。僕の指が傷だらけなのは、投薬をする時にちょびが暴れてついた傷だ。はがいじめにしているつもりでも、どこかにまだ甘さがあるんだと思う。
喝をいれなきゃ。

冷たい雨

冷たい雨が降ると、ユーミンの『冷たい雨』の鼻歌がでる。恋に破れる悲しい歌なのに、メロディーが明るいので救われる。
朝一番で動物病院に連れて行く予定だったが、電話がきて、結局十時過ぎになってしまった。ちょびが寒くないように、キャリーバッグのなかに厚めのタオルケットを敷く。

★ちょびの闘病日記5
病院に通うようになってから、元気がでてきたので、やんちゃになってこまる。キャリーバッグの中に入ってくれないので、力ずくで中に押し込む。みぃ、と鳴いたので、大丈夫だよと声をかける。
病名は前白血病だと報告を受ける。白血病の前の状態だという。ウィルス性の白血病ではないと聞く。家猫にしていてよかった。
骨髄で出来る血液が、病気の赤血球をつくるので、脾臓でその悪い赤血球を壊しているらしい。だから免疫を弱める薬を与えて、とりあえず赤血球の値を正常に近づけようと、投薬してもらっている。普通なら35~40位の赤血球の値が、はじめは15しかなかったが、今日は19に増えている。
ただし免疫を抑える薬は他の病気を併発するかもしれないので、血液検査の経過をみていきましょうということになる。今日の治療は注射を二本して、先週とおなじ錠剤を一週間分もらう。
さて、明日からまた薬を飲ます肝を据えなければ。
プロフィール

soupooh

Author:soupooh
こんにちは!Blue Heavenへようこそ。スピッツ、オザケンのファンです。嵐も大好きです。
最近はあまりつぶやかないツイッターのつぶやきばかりですみません。
統合失調症の治療をしつつ、父の介護を母と二人三脚で行っているというファイトな日常を送っています。趣味は手芸一般。
チャームポイントは、よく見ると三重まぶた。

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